今日は、鹿児島県三島の3つある島に生息する亜種の中で一番迫力が有って一番水牛になりやすいクロシマノコギリクワガタの産卵セットを組んでみました。
ワインレッドの神秘的な色で大型化すると水牛タイプになる種類です。
写真は57〜59ミリの個体ですが60ミリを越えると大アゴがもっと湾曲してカッコいい大水牛になります。
また、胴体が分厚く脚も太いです。
※本土ノコの幼虫は、12から13グラムで大きな部類になりますがクロシマは、15から16グラムの体重になることもあります。
(15から16グラムで70ミリの期待が膨らみます。)
この種類は、何故か異常なほど気性が荒く、普通にオスとメスを同じケースに入れて同居させてしまうと高確率でメスが真っ二つにされてしまう事が多いです。
そこでオスのアゴを園芸用のタイを使って縛った状態でペアリングする必要があります。
【オスのアゴ縛りペアリング】
画像の様にセットを組む数日前からオスのアゴを園芸用のグリーンタイで縛ってペアリングをさせておくと良いかもしれません。
ペアリング済みのメスを飼育ケース中サイズに30分ほど加水した後で6時間ほど日陰干しをしたクヌギ材Mサイズを産卵マットで埋め込む方法でセットしています。
割り出し(幼虫採取)まで1ヶ月半から2ヶ月ほど時間がかかりますが上手く繁殖出来たら、また紹介してみます。