最新羽化の国産ミヤマと飼育方法の紹介です。

国産ミヤマ68ミリのオスの画像

現在(1月31日時点)で出品中の国産ミヤマクワガタのペアの詳細状況です。

※画像のオスは、68ミリです。

このペアは、オスメス共に10月羽化の未活動(まだエサを食べ始めていない休眠中)の個体で確実に長く飼育可能です。

今は、自然の温度環境に近付ける為に無加温(寒い環境)の冬眠専用のルームで飼育管理していますが春になって気温が上がり始めると初夏〜夏に掛けて活動を開始すると思います。

新成虫(未後食個体)であれば寒さに強く冬でも飼育しやすい種類の代表格です。

一般的にミヤマクワガタは短命だと言われていますが、繁殖品の場合は休眠期間が長く、活動後も自然界と異なり厳しい環境下にさらされ無いので夏の冷房管理を行えば1年程の寿命を持ちます。

それと活動後の長期飼育のコツは、高温に注意する事と栄養価の高い昆虫ゼリーを与える事です。

産卵方法は、温度管理が必要になりますが下記のページにコツを紹介しています。

詳しい産卵方法を紹介した記事>>

幼虫飼育は、無添加マットボトル850ccに投入して4ヶ月毎の交換で大丈夫です。
※ただし、夏の気温が高い時期に交換すると極端に落ち着きが悪くなってしまい上に出て潜らなくなってしまうので3から4月に交換して夏の交換を省略するズボラ飼育で大丈夫です。

無添加虫吉幼虫マットは、劣化が遅いのでカチカチに固く詰め込んでおくと交換頻度を落とせます。

成虫同様に暑さが苦手な種類なので真冬の幼虫の加温は、基本的に必要ありません。

なお、保温対策で幼虫が入ったボトルを発泡スチロール箱や収納ケースなどの箱状の容器で保管すると酸欠で潜らずに上に出て来るので風通しが良い場所で飼育してください。(サーキュレーターの使用を推奨します。)


最新羽化の国産ミヤマと飼育方法の紹介です。” への2件のコメント

  1. 累代したい天然♂がいます。累代もので未使用の♀を探しております。すぐにブリードできそうな♀はいませんでしょうか。よろしくお願いいたします。

    • 池田様
      お問い合わせを頂きありがとうございます。
      メスのみ販売に関しましては、よく質問を受けるのですが当店では行なっておりません。
      日本は小さな島々と列島で形成されている島ですので、図鑑や写真で見掛ける昆虫(カブクワも)は姿や形が全く同じでも九州、四国、本州(東、西日本)、北海道の物とでは、それぞれ遺伝子情報や形が異なっている為、人為的な遺伝子撹乱はお勧め致しません。
      外来種や移入種の繁殖は飼育出来る量に留めておく事をお勧めしております。
      因みに当店の産地表記は、価格を釣り上げる営利目的の物ではなく「この昆虫は九州の◯◯の物ですよ。」と分かって頂く為の種の多様性の観点からの啓発的な物です。
      ミヤマクワガタは、これから未だ採集出来ると思いますので同じ採集地の物同士で交配させると良いと思います。
      因みにミヤマクワガタに毛が生えていて色が黒く無いのは、夜間ではなく明け方や夕方(日中)も活動出来る様にです。(夜露や朝露で濡れても大丈夫な体の作りです)
      是非、自力で採集を目指してください。
      産卵は、温度管理と園芸用黒土さえ有れば秋でも可能です。

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