アマミヒラタクワガタの70ミリオーバーが羽化して来ました。
例年では、65〜68ミリの個体が先に羽化してくる事が多いのですが、今年は序盤から70ミリオーバーが羽化して来たので、今後が楽しみです。
この種類は、アゴの湾曲が効いた極太系のヒラタの亜種で70ミリ前後になると独特の厚みが出る人気の種類です。
今回の個体の幼虫のエサ交換の紹介です。
本目に二齢でブナ菌糸ビン550ccに投入。
→約3ヶ月後の2本目への交換の際にブナ〃850ccに投入。
→約1.5から2ヶ月で切り上げて3本目の無添加虫吉マットボトル850ccに切り替えて羽化させました。
菌糸ビン飼育の際に短期間に一気に大きく成長するのですが終齢の後半(成熟期)に近づくと突然、暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして激ヤセ(激縮み)しまう事が多いです。
※因みに【暴れ】を起こすと1から数日の短い期間で白い部分がなくなってしまいます。
なので虫吉では、終齢でストレスや刺激が少ないエサへ切り替えてじっくりと大きく育て上げています。
無添加虫吉マットは、一般的な添加発酵のタイプと異なり残留添加剤の腐敗に伴う再発酵(発酵ガスや発酵熱の発生)が起らない固く詰め込んでも安心です。
固く詰め込んでおけばアマミヒラタの場合は、3から4ヶ月に1回の交換頻度で済むので幼虫への交換時ストレスも軽減できて少ない交換回数で羽化させる事も可能です。
これから色々な種類が羽化して来る予定ですので紹介したいと思います。
こんにちは!3日前にアマミヒラタクワガタを買って来ました、奄美ヒラタクワガタは冬眠しないって本当ですか?
羽化したのが今年の7月で凄く戦闘モードが強くオオクワとバトルさせて見たら
呆気なく奄美ヒラタが勝ちました!
体長は63㎜ですが此れから越冬を向かえますが部屋の温度、湿度が心配です(>_<)
何かアドバイスがあれば宜しくお願いします。
お問い合わせをいただき有り難うございます。
奄美のクワガタも本土のクワガタ同様に冬場の12月から翌年の4月くらいまでは冬眠しています。
梅雨入り前後から徐々に個体数が増えて行き夏にピークを迎えます。(本土と同じです)
因みに奄美の冬の平均最高気温は15度前後、平均最低気温は11度前後です。(過去5度以下の最低気温を観測した事も何度も有ります。)
飼育下では、過度の加温をしてしまうと過活動気味になって寿命が短くなってしまうので10度前後を目安に氷点下にならないように注意するだけで大丈夫です。
耐寒性は強いのですが真冬の朝晩の温度差が気になる時は、大型の発泡スチロール箱にケースごと入れて対策をすると良いです。