2012年3月のオオクワガタの羽化状況です。
写真は、この春羽化したばかりの未だ羽が柔らかい新成虫です。
今年に入って少しずつ羽化を始めていますが、まとまった数の羽化ラッシュは昨年と同じ5月頃になりそうです。
出品出来る様になったものから順次出品する予定です。
当店での幼虫飼育は、基本的に1本目に初齢でクヌギ菌糸ビン550ccに投入して食い上がりなどの状態を見ながら2ヶ月半から3ヶ月後に2本目のクヌギ〃〃850ccに投入しています。
3本目は、蛹化していなければ約2から3ヶ月後に交換する必要がありますが2本目の交換の際に28から30グラム級だったオスの幼虫は、1500cc入れた方が確実です。
4本目に突入する場合は、菌糸での羽化が厳しいのでオオクワマットでの飼育で様子をみてください。
※セミ化(幼虫のままで終わる)何かしらのトラブルが発生して羽化しない可能性もあります。
使用期限の件ですが商品説明にも記載していますが菌糸ビンは、絶えずオガクズをキノコの菌が酸素を消費して分解して水と二酸化炭素を排出するので時間と共にオガクズが劣化して行きます。
なので見た目が綺麗でも投入から3ヶ月経過した時点で新しいエサに交換してあげる必要があります。
放置プレーをすると正常に羽化できない事があるので注意が必要です。
ちょうど蛹化していたオスがいましたので画像をアップしました。
解り難いですがボトルの中のオオクワガタ(オス)のサナギです。
画像の様に蛹室(空洞)を作ったらエサ交換やボトルを不用意に動かさない様に注意して下さい。
羽化不全やアゴずれの原因になってしまいます。
3月になって気温が上昇しているので徐々に蛹化ラッシュの兆しがあります。
なお、気温や気候(季節)にもよりますが春に羽化した個体は、夏が近付くとすぐに活動を開始する事が多いので羽化から1ヶ月経過した時点でボトルから出して通常の成虫飼育を行った方が良いです。
放置するとボトルの中に閉じ込められて餓死や衰弱、アゴの欠損の原因になってしまいます。
※春に羽化した個体は、夏(自然界では樹液の季節)の活動に合わせて活動(後食)も早いです。
今回紹介した個体も気候や飼育環境次第では、夏に産卵可能になるかもしれません。