2012年春のチョウセンヒラタクワガタの羽化が始まりました。
画像は47ミリをの大型のオスです。
一回り大きな蛹が羽化していますので、今後、50ミリオーバーの個体も羽化して来そうです。
朝鮮半島〜対馬に棲息するので正真正銘の日本(九州)の種類です。
学名は、Dorcus consentaneusなので本土に生息する物とは、全くの別種です。
勿論、大きさだけでなく形も異なります。
この種は、小型の種類なので、他の亜種に比べて成長が若干早めです。
季節や温度管理状況にもよりますが夏を挟むと半年以内に羽化する事が多いです。
なので油断すると1本目の菌糸ビン550ccで暴れたり、メスの蛹化が始まる事も多々あります。
虫吉では、できるだけ20度前後まで飼育温度を抑えていますが終齢での暴れ(菌床の掻き混ぜ)を回避して大きく育てる為に無添加マットボトル850ccに切り替えて羽化させています。
当店のマットは、一般的な添加発酵タイプと異なり添加剤無し(添加剤フリー)で発酵させていますのでボトル内で腐敗ガスや発酵熱が発生しない幼虫に優しい商品です。
劣化が遅く、持ちが良いのでチョウセンヒラタの場合は、4ヶ月に1回の交換で済んで放置プレー(ズボラ飼育)で大型個体を狙えると思います。
ガス抜き不要、無加水でOKです。
幼虫が小さいので温度感路を行なっている場合は、2本で羽化するのでお手軽です。