アマミシカクワガタの2012年春の最新羽化個体の状況です。
写真は、45ミリ前後の特大サイズの個体です。
未だ体の色が赤いので出品は来月になると思います。
こちらの種は、奄美と徳之島にしか生息していない独特の固有種です。
現在は、採集禁止になっており、国産激レア種の一つに数えられる存在です。
繁殖の難易度は少し高いですが、ポイントは柔らか過ぎず硬過ぎずの状態の産卵木と若干発酵が浅い無添加虫吉幼虫用マットにも産卵します。
大きさの割りにはオスの気性が荒いので 繁殖(交配時)以外の同居飼育は厳禁です。
※交配時は、園芸用のグリーン帯を用いたオスのアゴ縛りペアリングをオススメします。
幼虫の飼育は、菌糸ビン飼育よりもマット飼育の方が適しています。
※過去の経験上、菌床には合わない種類の様でが死亡率が圧倒的に高いです。
当店では、無添加虫吉幼虫マットを550ccボトルに木製プレスを用いてカチカチに超固詰めした状態の物に二齢から投入しています。
アマミシカの場合、約3から4ヶ月に1回の間隔で交換して羽化させています。
当店のマットは、一般的な添加発酵タイプの物と大きく異なり、ボトル内で残留添加剤の腐敗に伴う発酵ガスや発酵熱が発生しないので強く詰め込んでも幼虫にです。
ボトルへの詰め込みが弱すぎると途中で緩んだり、乾燥しやすくなるので交換回数が増えたり、正常に蛹室を作れずに小型化や羽化不全の可能性が上がります。