2012年の国産ノコギリクワガタの羽化が始まりました。
繁殖品では出にくい68ミリ〜69ミリの特大サイズの水牛です。
天然採集品のメスから生まれた幼虫を羽化させました。
大型個体を出すコツは、マットをケチらない事です。
初二齢の時期にカップや容量が少ない500〜600cc前後のボトルで飼育すると小型化してしまう傾向があります。
幼虫の糞食や大きく育つためのスペースが無いので成長が止まってしまう事が考えられます。
なのでマットボトル850ccを4ヶ月毎にエサ交換すると高確率でオスは大型化します。
※1本目だけ菌糸ビン550ccを与えると羽化が早くなりますが、マットボトルで時間をかけて育てた方が大きくなりやすいです。
添加剤が入っていないので発酵ガスや発酵熱が発生せずに幼虫に優しいです。
持ちが良いので交換頻度を下げて幼虫への負担を軽減できます。
ノコギリクワガタの終齢は、夏の気温が高い季節にエサ交換を行うとボトル内の微生物などの環境に馴染めずに潜らずに上に出てくる事が多いです。
夏の交換を省略して秋に交換を行うズボラ気味の飼育の方が上手くハマって大型化しやすいです。
今後の大型個体の羽化が楽しみです。