今月のオオクワガタの羽化状況です。
写真は、福岡県城島産の76ミリのオスです。(ツルツルテカテカ系の綺麗な個体です)
未だ少し柔らかいですが、4月には何とか出品出来ると思います。
大分県弥生産の70ミリオーバーの写真です。
細いですが、かなり綺麗な個体です。
こちらも4月には出品出来ると思います。
カメラのフラッシュで赤くなってしまいましたが熊本県西合志産の70ミリオーバーです。
結構きれいな良形個体です。
こちらは、かなり柔らかかったのでもしかしたら5月の出品になるかもしれません。
その他の産地も羽化していました。
当店では、基本的に1本目からクヌギ菌糸ビン550ccに投入して雌雄や気温などにも左右されますが約2から3ヶ月後に2本目のクヌギ850ccに投入しています。
少しわかりにくい説明になりますが交換タイミングは、幼虫が下から食い上がって白い部分が6から7割ほど無くなった時点かあまり食べていない状態でも2ヶ月半から3ヶ月に1回の間隔で交換する必要があります。
菌糸ビンは、キノコの菌が中身のオガクズを絶えず分解していますので時間とともに劣化してしまいますので見た目が綺麗でも幼虫が食せる状態で無くなってしまいます。
2本目以降に暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして白い部分が1から数日の短期間で無くなってしまう事がありますが直ぐに蛹室(蛹の部屋の空洞)を作り始める事が多いので慌てて交換せずに2から3週間ほど蛹室と作るか否かを観察してください。
蛹室を作った時点で交換は不要ですが、そうでない場合は、交換が必要です。
3本目への交換も基本的に2本目と同様に850ccで大丈夫です。
ただし、1本目から2本目の交換の際に28から30グラム級のオスの幼虫は、2本目をあっという間に食い尽くして30から37グラムになっている事もありますので2本目の体重を加味して3本目に1500ccを準備しておく事をお勧めします。
4本目の交換に突入した場合、セミ化と呼ばれる蛹化しないままのスパイラルに陥っている事が多いのでオオクワマットへ切り替えて様子をみてください。
※80ミリオーバーに拘らなければ、もっと早い時点で切り替えても大丈夫です。
今後も面白い情報があれば紹介します。