趣味で飼育していた2012年の早生飼育のカブトムシが羽化してきました。
先日紹介した蛹とは別の容器のものです。
コバエ防止飼育ケース(中)に無添加虫吉マットを固めずに入れて天然の繁殖場で採れた大きな幼虫ペアを投入して育てました。
無添加虫吉マットは、添加剤が一切入っていないので窒素系の発酵ガスが発生せずに幼虫に優しく、食い付き抜群です。
オスメス同時期の羽化です。
羽化した瞬間を撮影出来ずに残念ですが、羽化して直ぐは上翅だけ真っ白です。
それから徐々に黒っぽい色になります。
羽化して直ぐのオスは、写真の様に角に蛹の殻が被さっています。
羽化して10日前後(気温によって多少異なります)で体が硬くなり土の中から這い出す時に殻が取れて行きます。
もう一匹(メス)がビックリして後を向いていますが、翅のお尻側の左右1対の出っ張り(翅の色が濃い部分)は、飛行の際に大きく重たい体を空中に浮かす為の浮力(揚力や抗力)を 得る為に役に立っています。
※カブトムシは、カナブンやハナムグリと飛び方や翅の形状が異なっていて観察すると面白いです。
また、体や翅の表面に生えている短い小さな毛は、体に土やゴミが付着しない様にする『お掃除ブラシ』の役割りを果たします。
特にメスは、産卵や昼間に土に潜る機会が多いので毛深いです。
当店では、羽化して活動前に1匹ずつ別々に個別飼育管理をしておりますので未交配、未接触の傷が無い元気な個体をお届け致しております。
今回のペアは、成熟前に別居させて個別飼育に移します。