2012年最新羽化のアカアシクワガタの状況です。
写真の個体は今月羽化したばかりで、翅が赤く目も白い状態ですが徐々に本来の色になって行きます。
今回紹介の個体は、50ミリオーバーの綺麗な個体で、名前の通り脚が赤いです。
昨年は宮崎県産の出品をしましたが、今年は福岡県の英彦山で昨年夏に採集した個体の繁殖品になります。
標高が高く夏場も気温が低い高山地帯に棲息する傾向があり九州では限られた場所にしか生息していません。
大型個体は、とてもカッコいいのでオススメです。
寿命が長いので夏の暑ささえ注意すれば複数年の飼育が可能です。
幼虫飼育は、見かけによらず加齢速度が速く、1本目の菌糸ビンで終齢の暴れ(菌床の掻き混ぜ行動)を起こしてしまう事が多いです。
夏場の高温や真冬の過度な加温を避けてゆっくりと成長させるイメージで飼育すると良いかもしれません。
当店では、アカアシクワガタ の場合、1本目にブナ菌糸ビン550ccを与えて終齢まで育てたら2本目からはオオクワマット(ボトルのサイズは550cc)で羽化させています。
※基本的に2本成りです。
オオクワマットは、添加剤を極限まで抑えていますので木製プレスなどを用いてボトルに思いっきり固く詰めていただいて大丈夫です。
固く詰めた方が途中で緩んだり乾燥しにくいのでスムーズに蛹化してくれます。
また固く詰めた方が内容量が多い事を意味するので交換頻度を抑えて幼虫への負担を軽減できます。
基本的に4ヶ月に1回の交換感覚で大丈夫です。