写真は、2012年最新羽化のゴトウヒラタクワガタの大型個体74ミリです。
長崎県西方の五島列島に棲息する大型のヒラタの亜種です。
今年は全体的に小振りなサイズが多かったですが、菌床やマットの交換タイミングが 合った物が大きくなりました。
今回の飼育のポイントは、下記の通りです。
・まず、二齢で1本目のブナ菌糸ビン550ccに投入して大きく育つ素質がある終齢に育てます。
・2本目のブナ850ccは、少し早めの1ヶ月半で切り上げました。
・3本目は、暴れる前にマットボトル850ccへ切り替えた事です。
ゴトウヒラタの終齢は、菌糸ビン飼育の際に突然暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして痩せてしまう事が多いです。
なので終齢の後半からは、低ストレス、低刺激の無添加虫吉幼虫マットボトルでの飼育へ切り替えました。
この商品は、一般的な添加剤による強制発酵の物と異なり、添加剤を一切加えずに発酵させています。
なのでボトルに詰めた際に致死に至る有害な発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫にとても優しいです。
加えて持ちも良いので交換頻度も落とせるので幼虫への負担も軽減できて大型化しやすいです。
3から4ヶ月に1回の交換間隔で大丈夫です。