トカラノコギリクワガタの70ミリ〜71ミリの綺麗なオレンジの大水牛が羽化してきました。
発色も良好でアゴの湾曲もカッコ良い、レベルが高い個体だと思います。
この個体は、下記のエサ交換で羽化させました。
1本目:ブナ菌糸ビン550cc→
2本目:ブナ〃850cc→
3本目以降:無添加虫吉マットボトル850ccへ切り替えました。
※暴れる前にエサを切り替えました。
今回の飼育のポイントは、二齢から菌糸を与えて大きくなる素質を持った終齢まで一気に育て上げた後で無添加虫吉マットでストレスや刺激を軽減させて蛹化まで持って行った事だと思います。
※イメージ的には、最終のボトル交換で時間を掛けてじっくりと育てるといった感じです。
無添加虫吉幼虫用マットは、文字通り添加剤が入っていないので思いっきり強く詰めていただいて構いません。
固く詰めても添加材入りのタイプの様に再発酵に伴うガスや発酵熱が発生しないので大丈夫です。
加えて劣化も遅く持ちが良いので固く詰めさえすれば、トカラノコギリの場合だと4ヶ月間は交換せずに済みます。
交換頻度を落とす事でボトル交換時の幼虫への負担を最小限に抑える事ができます。
掘り出し時の環境変化によるストレス痩せも無く、ズボラ気味の飼育でも大型個体が狙えます。