2012年夏のオオクワガタの羽化状況です。

オオクワガタのオス今年も漸くオオクワガタの羽化ラッシュを迎えました。

写真は福岡県宗像市玄海産です。

幼虫飼育は、1本に初齢でクヌギ菌糸ビン550ccに投入して食べる速度や個体差にもよりますが約2ヶ月半から3ヶ月後に2本目のクヌギ850ccへ投入しています。

2本目の交換の際に終齢になっていれば雌雄の判別が可能になっていると思いますのでラベルに性別を記載しておくと3本目の交換の際に役立ちます。

交換時の際、電子軽量測りがあればオスの体重を測ってラベルに記載しておくと良いです。

ただし、オオクワガタの幼虫は、慎重に扱わなければ切腹(お腹やお尻を噛み切る)する事が多いので注意が必要です。

2本目の時点で27グラムを大きく超える幼虫の場合、3本目は1500ccの方が確実です。

雌雄や個体差、加齢具合(成長具合)にもよりますが終齢で菌糸ビンの暴れと呼ばれる菌床のオガクズの掻き混ぜ行動を起こす事があります。

1から数日の短期間で白い部分がなくなってしまいますが蛹化が近づいた際も暴れる個体がいるので慌てて交換せずに2から3週間ほど蛹室(蛹の部屋の空洞)を作るかどうか観察してください。

蛹室を作り始めたら交換の必要はありませんが、そうでない場合のみ交換が必要です。

なお、菌糸ビンは、見た目が綺麗でもキノコの菌によるオガクズの分解が進んでいますので2ヶ月半から3ヶ月に1回の交換が必要です。

これからも続々と羽化すると思います。