国産オオクワガタ幼虫の菌糸ビン(エサ)交換開始!

オオクワガタの幼虫の菌糸ビン交換の様子

今シーズンも秋になり、夏に採取したオオクワガタの幼虫の一斉エサ交換が始まりました。

写真は、1本目のクヌギ菌糸ビン550ccから出したところです。

菌糸ビンは、生きたキノコの菌が中身のオガクズを絶えず分化していますので2ヶ月半から3ヶ月で劣化してしまいますので3ヶ月前後に1回の交換が必要です。

因みに今回の幼虫は、投入後2〜3ヶ月経過した状態の物です。

この後、2本目は、一回りサイズが大きいクヌギ850ccへと移し替えました。

今から3本目の交換が楽しみです。

飼育のポイントになりますが1本目→2本目への交換の際に終齢まで育っていれば雌雄の判別も可能になっていると思いますのでラベルに記載しておくと3本目以降の飼育や交換の目安になります。

電子軽量機があればオスの体重を測って記載しておくと3本目に850cか1500ccのどのサイズを使えば良いのかの目安になります。

27グラム以上なら3本目への交換の際に30グラム前後に育っている事が多いので1500ccをお勧めします。

なお、終齢で交換した直後に暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして白い部分が全部なくなってしまう事があります。

蛹化が近づいた際にも同様の行動を起こすので慌てて交換せずに2から3週間ほど蛹室(蛹の部屋の空洞)を作るかどうかの様子をみてください。

蛹室を作っていれば、交換せずに羽化まで待ってください。
そうでない場合は、エサ交換の必要があります。

今年は菌糸ビンをリニューアルしたからお客様より好結果のご報告を頂いており、当店でも1本目で既に23〜30gに育ったオオクワガタの幼虫が多数出てきました。

来シーズンへ向けて大型個体の夢が膨らみます。

これから来シーズンへ向けての繁殖が本格化してきますので機会があったら紹介して行きます。