11月最初の羽化チェックの様子です。
写真は、この秋に羽化したばかりの未だ柔らかい状態のオオクワガタです。
1本目に初齢でブナ菌糸ビン550ccに投入して終齢まで育てた後で2本目以降は、ブナ850ccを約3ヶ月毎の交換で羽化させました。
こちらは、羽化したばかりの本土ヒラタクワガタです。
65ミリ前後の大きさですが、虫吉では毎年秋〜翌年の初夏までの気温が下がって来る時期に大型個体が羽化して来るので、これからの羽化が楽しみです。
こちらは、1本目に二齢でブナ菌糸ビン550ccに投入して大きくなる素質を持った終齢まで一気に育て上げ。
2本目からは、無添加虫吉マットボトル850ccでの飼育へ切り替えて羽化させました。
本土ヒラタの幼虫は、菌糸ビン飼育の際に終齢の後半で突然、暴れ(掻き混ぜ)を起こして激ヤセしてしまう事が多いです。
そうなる前にマットボトルへ切り替えてストレスと刺激を与えない様にじっくりと育てて羽化まで持ち込みました。
この商品は、持ちが良いので本土ヒラタ終齢の場合、3から4ヶ月毎の交換で済むので交換頻度の増加によるストレス痩せも軽減できます。
(因みに現在の幼虫の飼育温度は、20℃〜22℃で暖房管理です)
こちらの画像は、1本目のクヌギ菌糸ビン550ccを食い尽くした時点で18gオーバーのクロシマノコギリの巨大幼虫です。
2本目は、暴れによる縮みを抑えて確実に大型個体に育てる為に、マットボトル850ccに入れました。
持ちが良いので約4ヶ月間交換なしで引っ張る事ができます。
交換によるストレス痩せを軽減できます。
※因みに詰めが緩いと蛹室がブカブカに肥大化してアゴズレ(アゴの非対称)や翅の凹みやハネパカ(左右の翅が合わさっていない事)の発生率が上がります。
来年の大型個体の羽化が楽しみです。