2013年最初のイキヒラタクワガタの羽化状況です。
春が近付き徐々に大型個体の羽化が始まってきました。
※画像は、74から75ミリの大型個体です。
壱岐に生息するヒラタの亜種で対馬や五島の亜種よりも大型化しやすい傾向があります。
また、80ミリ超えの羽化報告も多く、人気の国産大型種です。
この個体は下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目:ブナ菌糸ビン550cc(二齢)
- 2本目:ブナ850cc(終齢前半)
- 3本目:無添加マットボトル850cc(終齢後半)
今年は、夏から秋の高温で菌糸ビンで暴れ(かき混ぜ行動)を起こす物が多かったので大きさ的には苦戦しましたが上手く羽化してくれた様です。
※暴れると白い部分が1から数日の間で突然消滅してしまうほど激しく動き回って痩せてしまいます。
今回の個体は、暴れる前に上手く無添加マットボトルでの飼育へ切り替えて交換頻度(交換間隔や回数)を減らして低ストレス、低刺激の状態で蛹化まで持って行った事が大型化の要因だったと思います。
無添加虫吉マットは、一般的な添加剤を用いた強制発酵の物と異なり、幼虫に有害な発酵ガスや発酵熱が発生しないので安心です。
※なので思いっきり強く詰めても大丈夫です。
さらに持ちが非常に良いので強く詰めておくとイキヒラタの場合、3から4ヶ月くらいは、交換せずに済むので幼虫への交換時の負担も軽減できます。
(劣化が早まるので加水は不要です。)
今回、紹介した個体は、夏には繁殖可能になると思います。