イキヒラタクワガタの特大サイズ76ミリオーバーの羽化情報です。
写真の個体は2013年の現時点での最大サイズとなります。
(少し前迄は74ミリでした)
この個体も虫吉が推奨する菌糸ビン飼育→マットへの切り替え飼育で育ちました。
切り替えの理由は、菌糸ビンの「暴れ(掻き混ぜ)」による幼虫の縮みや羽化不全、死亡を抑える為です。
飼育のイメージとしては、二齢までに菌糸ビンに投入して一気に終齢まで育てた後で無添加マットボトルでストレスや刺激を抑えてじっくりと大きく育て上げる感じです。
因みに交換に関するデータは以下のとおりです。
(夏場は冷房、冬場は暖房管理で20から23度の範囲内での飼育です)
- 1本目:5月4日、ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目:7月31日、ブナ850cc
- 3本目:10月6、マットボトル850cc
※ボトルは、暴れ防止と幼虫の落ち着きの早さを重視する為に敢えてクリアボトルは使わずに乳白色のポリボトル850ccタイプです。
上記の交換リレーで1月に蛹室を作り始めて2月に羽化しました。
一般的な添加発酵タイプと異なり、添加剤フリー(入っていない事)なので残留添加成分の腐敗に伴う発酵ガスや発酵熱が一切発生しない固く詰めても幼虫に安心の商品です。
(ガス抜き不要、加水不要です。)
劣化が遅く、持ちが良いので固く詰めた状態でしたら確実に3から4ヶ月に1回の交換頻度で済みますので交換時の幼虫へのストレスや負担も軽減できて大型化しやすいです。
今回紹介の個体は近々、出品出来ると思います。