クロシマノコギリクワガタの羽化状況(2013年4月17日)

クロシマノコギリクワガタ

このブログも昨年の1月から始めて今回で100回目の投稿を迎えました。

記念すべき100回目は、クロシマノコギリクワガタの羽化状況です。

現在、写真の超特大66ミリ(3月羽化)を始め本格的な羽化が始まりました。

この種類は、鹿児島県の三島村(3つの島が有ります)の黒島に生息しているノコギリの亜種で現在は条例で採集出来なくなっているので、それ以前に採集された個体の繁殖品です。

(繁殖品の違う血統の物同士で血が濃くならない様に交配させています。)

綺麗な深紅の色をしており、お隣の三島硫黄島の亜種に比べてアゴが太く湾曲した個体が多いのも特徴です。

今回の個体は、最初の1本目だけ二齢でクヌギ菌糸ビン550ccを与えて短期間で一気に育てた後で2本目(終齢)からは無添加虫吉マットボトル850ccでの飼育へ切り替えてじっくりと大きく育て上げました。

終齢からのエサの切り替えの理由は、暴れと呼ばれる菌床の掻き混ぜを起こして痩せやすいからです。

また、無添加虫吉マットは、一般的な添加剤発酵タイプと異なり、発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫へのストレスや刺激が少ない事も理由の一つです。

エサ交換の頻度が上がると環境変化のストレスや負担で痩せやすいので持ちが良いエサに切り替えている事も追加の理由です。

※当店のマットは、劣化が遅く持ちが良いので固く詰めておけばクロシマノコギリの場合は、確実に4ヶ月に1回の交換頻度で済みます。

(ガス抜き不要、加水不要です。)

今回の個体以外にも色々なサイズが羽化しています。