4月も近付き、ようやく本格的な羽化が始まりました。
写真は、ヤクシマコクワガタという体が赤褐色の離島産コクワです。
今回の画像の個体は、柔らかので正確には測っていませんが45ミリ以上のサイズです。
この種も1本目クヌギ菌糸ビン550ccで次の2本目以降はオオクワマットという感じの切り替えの方が大型個体が出やすいです。
エサの切り替え理由は、終齢末期(成熟期)に食い止まりや暴れ(掻き混ぜ)のストレスでサイズが伸びにくいからです。
飼育のイメージとしては、最初の菌糸ビンで大きく育つ素質を持った終齢に育て上げた後で幼虫へのストレスを軽減するためにエサを切り替えるという物です。
ご自身でオオクワマットをお詰めになられる際は、550ccのボトルに思いっきり強く押し固めてください。
詰めが緩いとマットが乾燥しやすくなったり中身がパラパラに緩んで蛹化できない場合があります。
固詰めの場合、4ヶ月毎の交換で大丈夫です。
こまめに交換するよりもズボラ気味の飼育の方がエサ交換時の幼虫への負担を軽減できるので大型化しやすいです。
現在も羽化した新成虫のボトル出し(掘り出し)を進行中ですので大型個体や初顔の種類がいたら紹介したいと思います。