今年は数は少ないですがチョウセンヒラタクワガタの羽化が始まりました。
画像は、現時点で最大の52ミリのオスです。
現在、羽化して出せる物から出品を開始しています。
この種類は、文字通り主に朝鮮半島に生息していますが日本では朝鮮半島に最も近い長崎県対馬にも分布しています。
同じ対馬に棲息する対馬産のヒラタの亜種よりも小型で最大でも50ミリ台にしかなりません。
体に光沢があり細く湾曲した鋭利なアゴが特徴です。
幼虫はマット飼育でも大丈夫です。
ただし、大型個体を狙う場合は、1本目だけ菌糸ビン550ccを与えて2本目からはマットボトル850ccへ切り替えた方が結果が出やすいです。。
小型種につき、成長(加齢)速度も若干早い感じがします。
なので飼育温度にもよりますがメスは、1本目の菌糸ビンで暴れ(掻き混ぜ)を起こして蛹化する事も多いです。
※暴れとは、幼虫が動き回って菌床の白い部分が数日で無くなってしまう現象の事です。
オスの幼虫も2本目に菌糸ビンに投入してしまうと暴れを起こして小型化する事が多いのでマットボトルでの飼育をお勧めします。
当店のマットは、添加剤を一切使わずに発酵させているので、幼虫に有害な発酵ガス(腐敗ガス)や発酵熱が発生しない固く詰めても安心です。
劣化が遅く、持ちが良いのでチョウセンヒラタの場合は、固く詰め込んでおくと確実に4ヶ月に1回の交換で済みます。
ズボラ気味に思えますが少ない交換回数で幼虫にストレスを与えずに大型個体を羽化させる事ができます。