2013年の新成虫の羽化が始まりました。
画像は、トカラコクワガタ49ミリの大型個体です。
今年は数は少ないですがサイズのアベレージは高い様です。
この種は、トカラ列島に生息する赤みと光沢が強い離島産のコクワガタの亜種です。
アゴ先がシャープに湾曲します。
現在は、十島村の条例で一般の方による全ての動植物の採取や持ち出しが禁止されていますので現在は、繁殖品のみの流通になっています。
■今回の個体は、下記のエサ交換リレーで羽化させました。
- 1本目(二齢)→ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(終齢)→虫吉オオクワマット※ボトルは550ccを使用。
成長や加齢のスピードが早いので、終齢で菌糸ビンに投入すると暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして痩せてしまう事があります。
なのでエサの劣化速度が遅く、幼虫へのストレスがより少ないマットでの飼育でじっくりと大きく育て上げています。
因みに550ccのボトルは、容量が少ないのでマットを詰め込む際は、木製プレスを用いて思いっきり強く押し固めています。
詰め込みが弱すぎると直ぐに緩んでしまったり乾燥してしまい蛹室を作れない恐れがあります。
既に4月にも49ミリが羽化していますので今後の更なる大型が楽しみです。