初夏の本格的な羽化が始まりました。
今日は、巨大サイズのアマミノコギリクワガタの大水牛76ミリが羽化していたので紹介します。
奄美大島に生息する日本最大級のノコギリで最大で80ミリになります。
本土に生息する種類とは、別亜種のリュウキュウノコギリの仲間になります。
大きく湾曲した太いアゴに加えて独特の黒く光沢がある体色が特徴の迫力と人気を兼ね備えた種類です。
この個体は、昨年の夏に入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てて羽化させました。
※天然採集品のメスは、自然下で交配済みの場合が殆どで単独で産卵可能です。
因みにエサ交換は以下のタイミングで行ないました。
- 1本目:ブナ菌糸ビン550cc(9/26)→
- 2本目:ブナ〃〃850cc(12/29)→
- 3本目:無添加マットボトル850cc(3/31)です。
終齢末期の菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)による小型化を避ける為にストレスが少ない無添加幼虫マットへ切り替えています。
※暴れると白い部分が数日で無くなってしまい勿体無いです。
3本目の投入時に20g程度だったので期待はしなかったのですがマットボトルに切り替え後に飛躍的に伸びて大型化しました。
無添加虫吉マットは、添加物の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので幼虫に優しいです。
加えて持ちも良いのでアマミノコギリの場合は、3から4ヵ月間ほど交換せずに済むのでストレス痩せを防いでくれます。
ズボラ気味で大型化してくれます。