今日も前回に引き続き産卵セットの割り出しの様子を紹介します。
今回はスジクワガタです。
小型で飼育しやすい種類です。
少し癖があって難しいと言われますが産卵木さえ間違わなければ以外と沢山産卵してくれます。(計2回の産卵で結構爆産しました)
この種は、辺材(木の芯の外側)がやや柔らかく中心付近が程よく朽ちてやや堅い程度の産卵木によく産卵してくれます。
当店が取り扱っているクヌギ材Sサイズを複数使用すると確実です。
勿論、マットにも産卵します。
※今回の飼育容器も産卵セットを組むのに最適なコバエと乾燥防止プラス高さがあるコバエ防止ケース(中)を使用しました。
▶詳しい繁殖方法を紹介した記事>>>
割り出した幼虫は、管理用のカップに無添加虫吉マットを固めずに入れて最低でも4から7日ほど外傷や虚弱の有無を確認する為に養生させます。
その後でボトルへ移し替えます。
幼虫は元々小型ですのでオオクワマットを幼虫飼育ボトル550ccに詰めて飼育しても大丈夫です。
菌糸ビン550ccでも大丈夫ですが成長が早くなるので1本目で終齢の末期になり暴れ始める事が多いです。
暴れた時は、羽化不全のトラブル防止の為にマットへ切り替えてで蛹にさせてください。
こんばんは、ユウさたんです。
ご無沙汰しております。
スジクワの繁殖始めてたんですね。
メールで以前スジのことお聞きしたとき、スジクワの原種の繁殖は行っておりませんと返答して頂いていたので、びっくりです。
我が家でも先月辺りにスジクワの産卵セット作って、既に産卵に成功しています。(マットの壁面に卵が観察できました)
私のスジクワのセット内容は虫吉さんの幼虫用マットの使用済みのと、
他社の使用済みマットを配合して、それから産卵材をそのマットに埋め込んで一ヶ月寝かしたものです。
長々と説明しましたが、マットにも産卵する辺りヒラタ類と似たようなものを感じます。(♂もヒラタみたいに気が荒くてずっと♀と同居していると、攻撃するみたいです)
では、また何か有りましたらご報告させて頂きます。
それでは失礼致します。
ユウさたん様
コメント有り難うございます。
家族の不幸で臨時休業を頂いておりましたのでお返事が遅れてしまい申し訳御座いません。
昨年まではヤクシマスジクワガタでしたが今年の春からは、何とか九州産のスジクワガタの繁殖を始めました。
昨年の秋に店長が準備してくれてましたが、そうとは知らずにお返事をしてしまい申し訳御座いません(双子でも時々、息が合いません)
結構スジクワガタの産卵方法のお問い合わせが多いので情報のご提供を頂き有り難うございます。