サキシマヒラタの産卵セットの割り出しです(2013年10月11日の飼育)

サキシマヒラタの割り出し今日は、サキシマヒラタクワガタの産卵セットの割り出しを行ないました。

夏に天然個体をセットした物の割り出しになります。

朽ち木には所狭しと幼虫が入っており合計で40匹を超える幼虫と卵が出てきました。※爆産状態です。

産卵方法は、コバエ防止ケース(中)の底に産卵マットを3から5センチほどマットプレスを使ってカチカチに固めてクヌギ材(朽ち木)Mサイズ(2時間程度加水した後に半日ほど日陰干しをした物)を入れて再び産卵マットで固めずに完全に埋め込む方法です。※朽ち木の樹皮は完全に剥ぎます。

サキシマヒラタクワガタの産卵方法の記事>>

割り出した幼虫は、一時管理用カップに無添加虫吉幼虫マットを固めずに入れた物の中で1匹ずつ個別に管理して4から7日ほど養生させてから明らかに健康な二齢から菌糸ビン550ccに投入します。

割り出し直後の菌糸ビンへの投入は、外傷や虚弱な幼虫がいた場合に途中で死んでしまいエサのロスが発生するので余りお勧めしません。

サキシマヒラタは、大きくなる種類ですので育て甲斐がある種類です。

大型個体を狙う為には、オスは最低でも1本目(550cc)と2本目(850cc)は菌糸ビンを与えた方が良いです。
(メスは1本目だけ菌糸ビン550ccを与えて2本目以降はマットボトル850ccです。)

ただし、一年を通して20度前後の一定の温度管理ができない場合は、加齢速度が早まる場合もございますのでマットボトルで3から4ヶ月に1回の交換頻度で飼育した方が大型化する場合があります。

無添加虫吉マットは、添加剤が入っていないのでガスや発酵熱が発生しない上に劣化が遅いのでボトルにカチカチに詰め込んでおくと交換頻度(交換間隔)を引き伸ばせるので幼虫のストレス痩せのリスクを軽減できます。

サキシマヒラタは夏に割り出した分の幼虫が1本目の菌糸ビンで既に30gまで大きくなっていましたので大型個体が出てきましたら紹介したいと思います。