今年の8月に組んだアカアシクワガタの産卵セットの割り出し(幼虫採取)の様子です。
今回も天然のメス単独での産卵でしたが1セット当り約15から25匹ほどの幼虫が出てきました。
因みにアカアシクワガタは、朽ち木を齧って卵を産み付ける種類です。
※今回はクヌギの産卵木Mを使いましたがコナラ材でも全く問題はないです。
使用する飼育容器は、深さと奥行きがあって大きな朽ち木がスッポリと入るコバエ防止ケース(中)が超オススメです!
割り出した幼虫は、一時管理用のカップにオオクワマットを固めずに入れた物の中で1匹ずつ個別飼育で管理します。
4から7日ほどカップの中で外傷や虚弱の有無を確認する為に養生させて、健康な二齢から優先的にボトル(マットもしくは菌糸)に入れて飼育します。
割り出し直後の幼虫をいきなりボトルに入れると弱っている幼虫がいた場合にエサのロスが発生するので余りお勧めしません。
幼虫の飼育方法は、大きさに拘らなければ木製プレスでオオクワマットを専用のボトル(550ccもしくは850cc)に固く詰めてじっくりと飼育する事も可能です。
ただし、大きさに拘って50ミリオーバーを狙う場合は、1本目だけ菌糸ビン550cc(ブナ)を与えてから2本目以降は、上記の方法のオオクワマットでの飼育で大型個体が狙えます。
今回割り出し分も本気モードで50ミリオーバーを狙ってみます。
冬が近づいておりますが、これからも羽化や繁殖の情報等を紹介したいと思います。