今日の羽化チェックでアマミノコギリクワガタの異常にアゴが大きく湾曲した個体がいたので紹介します。
写真は、今月上旬に羽化したばかりの個体75ミリ(現時点で限りなく76ミリに近い)特大サイズです。
昨年(2012年)の11月から12月に天然物を割り出した際の割カスを今年(2013年)の1月まで放置していたら何匹か幼虫がいたので期待せずに育ててみました。
羽化したら大きな個体で驚きました。
本種は、日本に生息するノコギリクワガタの最大亜種になるので毎年羽化を楽しみにしています。
天然物の子供なので76から78ミリが限界ですがお客様の方で更に絞り込んでいただくと更なる大型個体も可能かもしれません。
1本目にブナ菌糸ビン550cc→2本目ブナ850cc→3本目マットボトル850ccで羽化させました。
2本目から3本目への交換の際に無添加幼虫マットでの飼育に切り替えた理由は、終齢末期(成熟)に菌糸ビンに入れると暴れ(掻き混ぜ)を起こしてサイズが伸びない可能性が高くなるからです。
※暴れを起こすと白い部分が数日で消滅するくらい幼虫が動き回って痩せます。
↑↑↑上の写真の様に850ccのボトルいっぱの大きさの蛹室を作り羽化不全なども無く無事に羽化しました。(目が白っぽいのは羽化して間も無いからです。)
今回紹介した個体は、年明けの公開になると思います。
土迫力の凄い湾曲ですね。カッコいい!
現在、アマミノコギリとトクノシマノコギリの幼虫を虫吉さんの菌糸ビン(クヌギ)で育てております。
自分のノコたちも元気に大きく育って欲しいです。
いつもお世話になっております。
コメント有り難うございます。
クロシマノコギリは、今日の時点で未だ終齢幼虫ですが順調に育ってます。
秋に産卵セットを組んだ分も産卵している様ですので今度また紹介します。
宜しくお願い致します。