サキシマヒラタクワガタの羽化が始まりました。【2013年12月19日】

サキシマヒラタクワガタ現在、今年最後の羽化チェックの真っ最中です。

お問い合わせをいただく事が多いサキシマヒラタクワガタも羽化していたので紹介します。

写真は、73ミリ前後の大型の個体です。

内歯(大アゴの内側の突起)が上がっているタイプのカッコいい個体です。

この種類は、先日紹介したオキナワヒラタクワガタと違ってアゴの形状や大きさも違います。

「サキシマ=内歯上がり」「オキナワ=内歯下がり」になります。

下記のエサ交換で羽化させました。(冬場は22から24℃の範囲内で温度管理)

1本目(7月24日):虫吉ブナ菌糸ビン550cc

2本目(9月26日):ブナ850cc

3本目(10月26日):無添加マットボトル850cc

3本目は、幼虫の色が黄色みを帯びていたので菌糸ビンで暴れる(かき混ぜる)前に早めにマット飼育への切り替えです。

※暴れを起こすと白い部分が数日で消滅するくらい幼虫が動き回って痩せます。

3本目の交換後、間もなく蛹室を作り12月中旬に順調に羽化しました。

終齢で菌糸ビンを与えると、暴れだけでなく、持ちが悪いので交換頻度が上がってしまいます。

幼虫は、交換時のストレスで痩せてしまう事が多いので2本目からマットボトルへ切り替えて少し引っ張り気味で2本成りさせた方が大型化してくれる可能性が高いです。

マットボトルについて

添加剤の腐敗による発酵ガスや発酵熱が存在しない上に劣化が遅いので固く詰め込んでおくと3から4ヶ月に1回の交換頻度で済みます。

今年は夏の気温が高かったので、年内の早期羽化個体の現在のサイズは73ミリが最大ですが更なる大型個体が羽化したら紹介します。

今回の個体の公開は、年明けの2014年1月以降になる予定です。

産卵方法を紹介した記事>>