今日は、昨年の10月に組んだヤクシマスジクワガタの産卵セットの割り出しです。
屋久島産に生息する亜種で少し赤みが強い色をした個体が多い事で知られています。
自然下では、白色腐朽菌が張った倒木に産卵するので飼育下では少し難易度が難しいと思われがちです。
但し、近年では繁殖方法が確立されてコツさえ掴めば爆産可能です。
今回は、関東のお客様からご報告をいただいた無添加幼虫マットを用いたセットを組んでみました。
★使用した主な用品です。
- コバエ防止飼育ケース(中)
- 無添加虫吉幼虫用マット
- クヌギ産卵木Sサイズ(朽ち木)x3 ※芯が少ないので最適です。
- 国産プレミアム昆虫ゼリー
上手く爆産してくれたので合計で35匹前後の幼虫が出てきました。
※初齢から終齢まで大小様々です。
割り出した後は、一時管理用カップに無添加幼虫マットを固めすに入れて3から7日ほど健康状態の様子を見ます。
その後、二齢と終齢から優先的にオオクワマットを550ccボトルに木製プレスで思いっきり固く詰めた物に入れて飼育します。
※小さな容器を使用する際は、詰めが弱いと途中で緩んで乾燥しやすくなるので注意が必要です。
小さな物は、二齢になるまでカップの中で飼育します。
幼虫が小さいので十分に虚弱の有無を見極めなければエサのロスが発生しやすいです。
ヤクシマスジクワですか~ 赤みがより強くなるスジクワ、いつか飼育してみたいものです。
35匹・・・! 爆産ですね!
やはり材とマットではかなり取れるのですね。
私も春になったらオオクワマットで試してみますね。
スジクワの幼虫が一度食したマットも既に保存中なのでこれも試してみることにします。
オオクワ、コクワ、トクノシマコクワ、本土ヒラタ、タカラヒラタ、ゴトウヒラタ、アカアシ、スジブトヒラタ・・・今年の春は繁殖セットをするのが忙しくなりそうです。
今から春が待ち遠しくなりました。
それではまた。
ユウさたん様
いつもコメントありがとうございます。
スジクワガタは、メスの前腕を見ていただくとヒラタクワガタの様な形状をしているのでヒラタクワガタとの共通点も多いと思います。
是非、色々と試してください。
春先や秋の気温が少し低い時期の産卵は、大きな発砲スチロール箱に産卵セットのケースを入れて飼育すると朝晩の気温差が少なくなって成功率が上がります。
但し、6月から9月上旬は高温になりやすいので発砲箱は避けてください。
また何か御座いましたら宜しくお願い致します。