年末年始に掛けてトクノシマコクワガタが羽化していましたので紹介します。
写真は、昨年の年末に羽化したばかりの37ミリの大型のオスです。
この種類は、九州の沖縄から南西諸島にのみ生息するリュウキュウコクワの亜種になります。(少し珍しい種類です)
因みにこの種の仲間は、沖縄、徳之島、奄美と北上するに従って光沢が無くなり上翅の点刻列(スジ)が顕著に現れる傾向があります。
画像の様に独特のアゴを持ち大きさも30ミリ台の大きさにしかなりません。
※オスとメスの大きさが余り変わらない種類です。
●以下の餌交換で羽化させました。
- 1本目(2013年8月8日):虫吉クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2013年10月3日):虫吉オオクワマット(550cc)
2本目は、ボトルに木製プレスで固めに詰めて投入しました。
※加温飼育時に乾燥しやすいので850cc幼虫飼育ボトルでも可。
2本目からマット飼育に切り替えた理由は、終齢末期(黄色みを帯び始めた時期)に菌糸ビンに入れると暴れ(菌床の掻き混ぜ)を起こして縮んでしまう事が多いからです。
なお、550ccのボトルは容量が少ないのでマットを詰める際は、思いっきり強く詰め込んでいます。
詰め込みが弱すぎると途中で緩んだり乾燥してしまい、上手く蛹室を作れなかったり生育に影響が出る恐れがありますので注意が必要です。
写真の個体は近日中に出品致します。
まるで国産オオクワガタ短歯のような大顎に見えます。
ツキ様
コメントありがとうございます。
リュウキュウコクワの仲間は、画像では判りにくいですが実際はアゴが短くて上方向に反り上がっています。
面白い種類のクワガタです。