今年の九州の冬は暖かい日が続いているお陰で例年よりも少し早くクワガタの羽化が始まっている感じがします。
クメジマノコギリクワガタ62ミリ(限りなく63ミリ)の大型が1ペアだけ早く羽化していたので紹介します。
本種は、文字通り沖縄の久米島に生息するリュウキュウノコギリの一種で本土産と異なる亜種になります。
水牛にはなりませんが大型個体は画像の様に太く鋭い内歯を持っています。
※口の部分の突起が二股に分かれて突き出す種類です。
ピカピカとした艶と赤みの強い個体が多く重量感があるクワガタです。
飼育方法は、菌床、マットのどちらでも適応します。
但し、菌糸ビンの場合は、終齢まで育ててマット飼育に切り替えると大型個体が出やすいです。
終齢で菌糸ビンに入れると暴れ(掻き混ぜ現象)を起こしてしまい逆に小さくなってしまうので低刺激、低ストレスの無添加幼虫マットでの飼育に切り替えています。
(1本目菌糸ビン550cc⇒2本目以降マットボトル850cc)
無添加虫吉マットは、死亡の原因に繋がる発酵ガスや発酵熱が一切発生しないので安心の商品です。
劣化が遅く持ちが良いのでボトルに固く詰めておくとクメジマノコギリの場合、15グラムを超えないので確実に4ヶ月に1回の交換頻度に減らす事が可能です。
少ない交換回数で羽化させる事が可能なだけでなく、幼虫への交換時のストレス痩せを軽減できます。
あまり手を掛けずに大型個体を狙えるとおもいます。