今月の羽化チェックで久しぶりの大物が出てきましたので紹介します。
写真はサキシマヒラタクワガタの77ミリの特大個体です。
(未だ軟らかいです)
大きさだけでは無く横幅と重量感があります。
※この種類は、幼虫が大きく育っても横幅に取られてサイズが出にくいです。
●下記のエサ交換リレーで育てました。(20から23度の一定温度で管理)
- 1本目:ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目:ブナ〃〃1500cc
- 3本目:無添加虫吉マットボトル1500cc
菌糸ビン1500ccは通気口が大きく持ちが良いので出来るだけ引っ張りました。
2本目から3本目への交換時に幼虫が黄色みを帯びていたのでマットへ切り替えを行いました。
終齢成熟期(黄色っぽくなり始める頃)に菌糸ビンに入れると、暴れ(掻き混ぜを)を起こしやすくなり、逆に激縮みする事が多くなります。
以上がエサの切り替えの大きな理由です。
なお、無添加虫吉マットは、有機物の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生せずに幼虫に優しいです。
また、劣化が遅く持ちが良いのでサキシマヒラタの場合、交換頻度を3から4ヶ月に1回に出来るのでストレス痩せのリスクも軽減できます。
※菌糸とマットの良い点を融合させる交換リレーです。
30グラム超級の終齢が他にも何匹かいたのでこれからの羽化が楽しみです。
更なる大型個体が羽化したら紹介したいと思います。