今年も5月になり、例年の様に本格的な蛹化や羽化が始まりました。
画像は、羽化したばかりで未だ柔らかい状態の国産ノコギリクワガタ64ミリ(限りなく65ミリに近い)のオスです。
※羽化したばかりの新成虫は、アゴの付け根も柔らかくグラグラするので優しく扱う必要が有ります。
当店では、毎年夏に採集した天然のメスを産卵させていますので、どうしても幼虫採取が8から11月まで間延びしてしまいます。
因に野外採集品は、自然下で交配を済ませている事が多くメス単独での産卵も高確率で可能です。
産卵時期の関係で夏以降もコンスタントに出品出来ると思います。
因みに産卵方法は、産卵用の発酵マットで加水したクヌギ産卵木Mサイズを埋め込む方法です。
ノコギリクワガタは、元々オスでも体重が10g前後(14g有ればかなりの大型)なのでマット飼育で大丈夫です。
※終齢まで成長すると菌糸ビンは余り落ち着かない事もあり、少し勿体ないかもしれません。
幼虫が小さな分だけ小食なので無添加虫吉マットボトル850cc(現在は遮光マットボトル800cc)を4ヶ月毎に交換して行くだけで大丈夫です。
当店の幼虫用マットは、無添加なのでボトル内で残留添加物の腐敗による発酵ガスが発生しないので幼虫に優しく食い付きも良いです。
持ちが良いのでノコギリクワガタの場合、確実に4ヶ月に1回の交換頻度に落とす事ができます。
交換回数が少なくて済むのでリーズナブルな上に交換時の幼虫のストレス痩せを防止できて大型個体を狙いやすくなります。