今日は、ヤマトサビクワガタの産卵セットの割り出しです。
※画像では、3匹だけ淋しく写ってますが実際の中身は凄い事になってました。
徳之島のみに生息する小型の固有種で動きも少なくエサも殆ど食べない独特の雰囲気を持っています。
↑上の画像はヤマトサビのペアです。
2センチ前後の大きさで体に短い繊毛のような毛があり泥が付着すると錆色になります。
繁殖方法は、産卵マットに加水した産卵木Sサイズを2本以上埋め込んだ方が効率が良いです。
勿論、飼育容器は深さと奥行きがあるコバエ防止ケース中サイズが最適です。
※経験上、夜間の冷房で低温になると休眠してしまうので真夏は終日25から28℃前後になる様に調整した方が良いかもしれません。
春先は、繁殖場全体を高温に出来ないので産卵セットのケース(中サイズ)だけ大型発泡スチロール箱に入れて少しだけ温度と湿度が高くなる様に設定しました。
最初の画像は、3匹だけでしたが割ってみると中身の幼虫は44匹でした。
マットだけでなく、朽ち木からも沢山出てきました。
幼虫は、一時管理用カップに無添加虫吉マットをいれて4から7日経過後に二齢になったものからボトルに移し替えます。
550ccの飼育ボトルに無添加虫吉マットを木製プレスでカチカチに固めた物への投入で大丈夫です。
ただし、割り出し直後の幼虫は、傷や虚弱などが原因で直ぐに死んでしまう事があるので慌ててボトルに投入せずに上記の日数だけ経過を観察してから二齢と終齢から優先的にボトルに投入すると良いです。
既に終齢もいますので夏の終わり頃から秋に掛けて出品が出来るかもしれません。