今日は、ヤクシマコクワガタの産卵セットの割り出し(幼虫採取)の様子を紹介します。
※今月は、偶然に小型種ばかりの紹介になっています。
画像は3月に組んだセットですが既に多く育った二齢も出て来ました。
繁殖に関しては、細い朽ち木を何本かセットした方が効率が良いです。
使用した飼育用品は、コバエ防止ケース(中)、成虫用マット、クヌギ材(S)x2本です。
晩夏から秋に羽化した個体を使用する場合、越冬しないと産卵しない事が多いので真冬は、無加温の寒い環境での冬眠をオススメします。
冬場に加温すると活動し過ぎて体力が早く切れてしまいますのでご注意ください。
割り出した幼虫は、異常の有無を見極めるためにカップの中に幼虫マットを入れて1匹ずつ保管しています。
4から7日後に二齢で1本目のクヌギ菌糸ビン550ccを与えて終齢になった時点で2本目以降はオオクワマット(飼育ボトル550ccに木製マットプレスで固く詰めた物)での飼育を行います。
※暴れを起こすと菌糸ビンの白い部分が数日で消滅してしまうほど幼虫が動き回って痩せてしまいますのでマットの方が確実です。
ただし、550ccのボトルは思いっきり強く詰めなければ途中で緩んだり乾燥しやすくなるので注意してください。
未だ先の話になりますが羽化が始まりましたら紹介します。(目標は50ミリです)