2014年秋の本土ヒラタクワガタの幼虫の割り出し

宮崎県産ヒラタの割り出し今日は、今年の夏に組んだ天然の本土ヒラタクワガタ(宮崎産)の産卵セットの割り出しを行いました。(勿論、メスのみで産卵です。)

※今年の夏の福岡は、雨が多く天然採集品のメスが不作だったので初めて他県の物を繁殖させました。

天然のメスからの産卵につき、沢山の数の幼虫は少し厳しいですが20匹前後の幼虫をGETできました。

一般的に北部九州産は、70ミリを狙いやすいと言われていますが南九州産の70ミリを目指して頑張りたいと思います。

福津市産ヒラタの割り出しこちらは、虫吉の地元の福岡県福津市産の本土ヒラタの割り出しです。

主に産卵マットから出て来ますが朽ち木からも出て来ます。

宮崎県産よりも少し早くセットしたので大きく育った二齢が多いです。

朽ち木から出て来た幼虫若干柔らかめ目の産卵木M(柔らか過ぎても駄目)の物を加水後に産卵マットに埋め込んでコバエ防止ケース(中)にセットすると良いです。

>>産卵方法を紹介した記事はコチラ!

爆産すると画像の様に朽ち木からも所狭しと出て来ます。

今年も沢山産卵セットを組んでいますので70ミリが狙える『大当たり血統』に巡り会える事を祈っています。

大型化する血筋の物は二齢の頭も異常にデカイです。

一昨年(昨年夏に羽化した分)には、いたのですが昨年(今年夏に羽化した分)には、いませんでした。

今年は最大が68ミリ止まりで申し訳ございませんでした。

これから出てくる幼虫から来年無事に大型個体が出てくる事を期待しています。

割り出した幼虫は、一時管理用カップに無添加虫吉幼虫用マットを固めずに入れてから外傷や虚弱の有無を見極める為に4から7日ほど養生させてからブナ菌糸ビン550ccに投入予定です。

割り出し直後の幼虫をいきなりボトルに入れると誤って元気がない幼虫を入れた際に途中で死んでしまい餌のロスが発生するので避けてください。

ブヨブヨ病の幼虫

画像は、ブヨブヨ病と呼ばれる真菌による感染症を発症した幼虫です。

飼育容器内の環境悪化で目に見えない真菌と呼ばれる細菌が発生して幼虫の体内に入り込んで消化器官や栄養吸収器官を攻撃して栄養吸収を阻害している事が考えられます。

致死率は100パーセントなので菌糸ビン投入の際は、注意深く見極める必要があります。

特に慣れないと脱皮直後の幼虫と見極めが難しいので心配な場合は、カップの中に戻して5日ほどマットを食べさせてみると良いです。

感染している場合は、ますます透明になっているか死んでしまっている事が多いです。