2014年秋のアマミノコギリクワガタの産卵セット割り出し

アマミノコギリクワガタ産卵セットの割り出し今日は、アマミノコギリクワガタの産卵のセットの割り出しを行いました。

今年の7月中旬から下旬に掛けて入荷した天然個体のメスのみで産卵させました。

※コバエ防止飼育ケース(中)に産卵マットで加水したクヌギ材Mサイズを埋め込む方法です。

夏の天然物は繁殖品と違って寿命が短いですが活動期(繁殖期)を迎えているので直ぐに産卵してくれます。

詳しい産卵方法を紹介した記事>>>

今回紹介したセットからは、マットと朽ち木を合わせて50匹以上の幼虫が出て来ました。

大爆産です。

アマミノコギリは、二齢からブナ菌糸ビン550ccに入れても大きく育ちます。

それまでの間は、一次管理用カップに無添加幼虫マットを入れて養生させます。

※割り出し直後にボトルに入れると外傷や虚弱など異常がある幼虫がいた場合に消滅(死んでしまう事)事があります。

なのでエサのロスを防止する為、割り出しから4から7日ほど様子を見た方が良いです。

当店でのエサ交換リレーの概要です。

1本目:菌糸ビン550cc→

2本目:ブナ〃〃850cc→

3本目以降:マットボトル850cc(メスは、2本目から)

以上の方法で育てています。

オスは、2本目の菌糸ビンを食い上げた時点で確かに大きくなるかもしれません。

但し、終齢での暴れによる縮みや菌糸ビンの劣化速度が速いという性質上、交換頻度が上がってしまいストレス痩せを起こしてしまうリスクがあります。

なので2本目から無添加マットボトル850ccに入れて4ヶ月に1回の交換(ズボラ飼育)の方が大型化しやすいように感じています。

マットボトルについて

1本目のブナの菌糸ビン550ccを3ヶ月で綺麗に食い上がってくれたら20グラムオーバー(羽化時75ミリ超)を比較的簡単に狙えると思います。

これからも秋の産卵の情報や羽化情報をお伝えする予定です。