10月になると飼育用やご注文をいただいた分のマットボトルや菌床ビンのボトル詰めに追われている毎日を送っております。
(流石に肩や肘に負担がかかります)
業界では『幼虫飼育の秋』と呼ばれる様に産まれて来た幼虫の飼育に忙しくなります。
成虫の件ですが現在も少しずつですが秋の大型個体が羽化して来ています。
画像は、最新羽化のトクノシマヒラタクワガタの超特大75ミリです。
常温越冬をさせた天然のメスを春先(年明け)に産卵セットを組んで産まれた幼虫を育てました。
★2018年3月21日追加記事:トクノシマヒラタクワガタの産卵方法>>>
アマミヒラタクワガタ同様にドッシリとしたカッコいいヒラタクワガタです。
●エサ交換リレーは、下記のとおりです。
1本目(2014年3月17日):ブナ菌糸ビン550cc
2本目(2014年5月15日月):ブナ〃〃1500cc
⇒2014年10月上旬羽化です。
※2本目の1500ccは、客注分を間違って詰めた為に店長にバレない様にコッソリと繁殖場の隅っこで飼育していたので放置状態でした(汗)
専用ボトル1500cc(クリアボトルとは異なる商品)は、通気口が大きいので暴れと呼ばれるかき混ぜ行動を起こしにくいので大きく育ちやすいのも事実ですが劣化の際は交換が必要です。
ただし、コストやスペース、交換頻度、万が一の暴れの事を考えると1本目をブナ菌糸ビン550cc→2本目をマットボトル850ccに投入して交換頻度を落とした飼育でも問題ないと思います。
暴れを起こしてしまうとこれまでの努力が水の泡になってしまうほど痩せてしまいます。(諸刃の剣です。)
画像の個体は、今月末から来月に掛けて出品できると思います。
今後も続々と羽化すると思いますので機会があれば紹介したいと思います。