今日は、定休日でしたが来期に向けてクワガタの産卵セットの割り出しを行いました。
画像は、スジクワガタの産卵セットから取り出した朽ち木(計5本)です。
コバエ防止ケース(中)の奥行きと高さを利用してクヌギ産卵木Sサイズを櫓(やぐら)状に積み上げてセットしました。
※朽ち木は寝かせた状態で積み上げて行き隙間を成虫用マットで埋める様にセットすると良いです。
(但し、ケースの上ギリギリになりますので脱走にご注意ください)
この方法は、朽ち木にしか産卵しない小型種(コクワガタの仲間)を爆産させるのに最も有効です。
朽ち木の表面で発見した二齢です。(伸びても1センチ前後の大きさです)
左:初齢(3ミリ程度)、右:二齢。
※初齢は極小サイズなので1回の割り出しでは全回収不能です。
割った後の朽ち木とマットは再び飼育容器に戻して1ヶ月後にひっくり返すと必ず何匹か幼虫が出て来ます。(直ぐに捨てない様にしてください。)
朽ち木を真っ二つにして出て来た幼虫です。
クヌギ材(S)は、芯の部分が少ないので材質が良いので綺麗に食い進んでいます。
合計で35匹の幼虫が出て来ましたが1ヶ月後に割りカスからも出てくるので40匹くらいになると思います。
一時管理用カップには、後からオオクワマットを入れて4から5日ほど養生させて二齢になった物から幼虫飼育用ボトル550ccに入れます。
※ボトルにはオオクワマットをマットプレスで堅く詰めてから幼虫を入れます。
割り出し直後にボトルに入れると割り出し時に傷ついた幼虫や虚弱な幼虫がいた場合に途中で死んでしまいエサのロスが発生するにでお勧めしません。