画像は、秋に組んだタカラヒラタクワガタの産卵セットから出て来た大量の幼虫です。
●使用した用品は下記の通りです。
・飼育容器:コバエ防止飼育ケース(中)
・産卵木:クヌギ材Mサイズ、
・マット:産卵専用(菌床配合)
・エサ:国産プレミアム昆虫ゼリー
以上。
秋口以降は空調を効かせていても朝晩の温度差が出来るので22から23℃の設定の状態でケースのみ大型の発泡スチロール箱に入れて産卵を促しています。
容器の底に卵が見え始めたら、孵化した幼虫の加齢を防ぐ為に発泡スチロールから出して二齢が見え始めてからケースをひっくり返して割り出しです。
秋口の加温飼育時の注意点は、気温が上がる昼間や日中の異常高温化です。
産卵マットは、添加剤による発酵タイプが主流ですので気温が上がると発酵熱で卵が死滅する事が有るので注意が必要です。(暖房器具の近くは避けてください)
※25℃を超えない様に調整すると良いです。
なお、気温が低い時期の産卵は、どうしても効率が悪くなるので割り出しまで2ヶ月ほど掛かる事もあります。
マットの劣化など環境の悪化で『ブヨブヨ病』が出やすくなるので合わせて注意が必要です。
画像の2匹並んでいる幼虫は、ブヨブヨ病です。
色が透き通って致死率100%なのでカップに入れてもボトルに入れない様にしてください。
採取した幼虫は、ブヨブヨ病を見極める為に最低5日ほど様子を見て色が透明になっていない二齢のみ菌糸ビン550ccもしくはマットボトル850ccに入れます。
初齢は、カップの中で二齢になるまで育ててから健康な個体だけボトルに入れ替えてください。