今日は、割り出し(幼虫採取)の紹介です。
画像は、クチノエラブノコギリクワガタの産卵セットから出て来た大きな二齢です。
この種は、鹿児島県熊毛郡口永良部島(屋久島の北西の島)に生息するワインレッド系の体色をした綺麗な離島産ノコギリです。
※火山活動の関係で天然個体が入荷しない年もしばしば発生します。
今回使用した主な飼育用品は、下記のとおりです。
- 容器:コバエ防止ケース(中)
- マット:産卵用4リットル
- 産卵木(朽ち木):クヌギ材Mサイズ
今回は、全部で36匹の幼虫が出て来ました。
割り出したら、画像の様に一時管理用カップの中に無添加虫吉マットを固めずに入れて4から7日ほど、外傷などの異常の有無を確認するために養生させます。
その後に二齢から優先的にクヌギ菌糸ビン550ccに投入する予定です。
割り出し直後や初齢をボトルに入れると異常がある個体がいた場合にエサのロスが発生するのでお勧めしません。
約3ヶ月後の2本目への交換の際は、マットボトルへの切り替えで大きく育ってくれます。
大型個体や面白い情報が有りましたら紹介します。