本日も発送と平行して飼育班の店長を中心に新成虫の羽化チェックの真っ最中です。
先程、面白い個体が羽化しているという連絡があったので早速紹介します。
画像は、最新羽化のトクノシマヒラタクワガタの超特大76ミリです。
現時点での最大サイズです。
2013年夏の天然採集品のメスを一端常温(低温)越冬させて2014年の年明けから加温して産卵セットを組み産まれた幼虫を羽化させました。
(気温が低いので割り出しまでに時間が掛かりました)
※因にメスは、コンディションにも左右されますが、自然下で交尾を済ませると未交配で産卵する事の方が多いので皆様も是非お試しください。
3月に割り出して以下のエサ交換で羽化させました。
- 1本目(2014年4月3日)二齢:ブナ菌糸ビン550cc
- 2本目(2014年6月22日)終齢初期:ブナ〃〃850cc
- 3本目(2014年8月24日)終齢成熟期:虫吉無添加マット850cc
終齢での菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)によるサイズのロスを回避する為、3本目から低刺激、低ストレスの無添加マットボトルへ切り替えました。
※因に2本目から切り替えても73ミリが羽化しています。
無添加なので強く詰めてもボトル内で発酵ガスや発酵熱が一切発生しないので幼虫に安心です。
持ちが良いので交換回数だけでなくストレス痩せのリスクも減らせます。
今後の大型個体が楽しみです。