九州北部の福岡県福津市でもここ数日で急に気温が上がり本格的な春の陽気になってきました。
今日は、3月末の羽化チェックを行いました。(未だ未だ途中ですが)
画像は、最新羽化の本土ヒラタクワガタの69.5ミリです。
※久し振りの70ミリと期待しましたが残念ながら少し及びませんでした。
但し、これぞ本土ヒラタといった感じのカッコいい個体です。
昨年の6月に自己採集したメスのみで産卵させて生まれた幼虫を飼育しました。
※初夏の発生初期のメスは、余り産卵していないのでコンディションも良く樹洞の中でオスと同居(時々、一夫多妻制)している個体が殆どです。
(基本的に天然のヒラタはメスのみで産卵する確率が高いです)
昨年(2014年)7月26日に割り出した幼虫(天然採集のメスの子供)を下記のエサ交換で羽化させました。
- 1本目、2014年8月14日(二齢):虫吉クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目、2014年11月23日(終齢):無添加虫吉マット850cc
⇒2015年3月2日羽化
※終齢での暴れ(菌床の掻き混ぜ)を回避する為に2本目は上記のとおりエサを切り替えました。
因みに暴れを起こすと菌床の白い部分が数日で消滅してしまうほど幼虫が動き回って痩せてしまいます。
マットボトルは、発酵ガスがでないだけでなく、持ちも良いので3から4ヶ月に1回に抑える事が可能で幼虫へのストレスも軽減できます。
割り出しから最初の1本目の投入迄に日数が掛かり過ぎたのが70ミリに届かなかった原因かもしれません。
その他にも大型個体が羽化しておりますので機会が御座いましたら紹介したいと思います。
69mmというのは流石としか言いようがありません……私もこれまで出会った中では58mmの個体が最大です。まるでツシマのようですね。
ツキ様
いつもお世話になっております。
クワガタ工房 虫吉の小澤です。
本土ヒラタの大型個体の羽化経験が無い方の多くが菌糸ビンに依存した飼育をしておられます。
思い切ってマット飼育をされた方が簡単に60ミリオーバーを出せると思います。
※但し、天然個体でしたら58ミリはかなりの大型の部類に入ります。
本土ヒラタに関しましては、更なる大型個体が羽化した時や夏場の採集情報をご紹介したいと思います。
今後とも宜しくお願い致します。