3月下旬に差し掛かり、漸く暖かくなったのでオオクワガタの産卵のセットを開始しました。
但し、未だ朝晩の気温が低いので夜間から早朝は暖房での温度管理になります。
画像は加水中のクヌギ産卵木Lサイズとナラの朽ち木です。
※共に九州産ですがナラは結構良質なのでオススメです。
水切れを良くする為に基本的に加水時間は30分程度で大丈夫です。
1時間以上の加水は、水切れが悪くなるので避けてください。
沢山の朽ち木を漬け込む際は、下記のアイテムと方法で時間短縮(時短)が可能です。
是非、参考にしてみてください。
↑↑↑画像は、八百屋さんで貰ったカゴ(オクラやマメの入荷の際の梱包カゴ)です。
強度は、それ程でもありませんが幾つか有ると結構色々と役に立ちます。
※近所に八百屋さんが有れば、廃棄物として無料でくれる事もあります。
飼育小物の管理などに用いても便利です。
カゴを朽ち木の上に置いて上から漬物石(ブロックや石、レンガ、水入りペットボトルでも可)をドンと乗せると朽ち木の加水時間が飛躍的に短縮出来ます。
※但し、水から上げるのを忘れて何時間も放置すると水を吸収し過ぎてしまうのでご注意ください。
今回は、本数が多かったので大きなカゴを用いましたが数が少なければ100円均一ショップのカゴやザルでも良いと思います。
水から上げて6から8時間ほど日陰干しを行った朽ち木の樹皮を剥がしている様子です。
この時期は、梅雨場と異なり空気も乾燥しているので5から6時間程度の日陰干しで水切りが完了します。
樹皮を半分ほど剥いて成虫マットで軽く半分ほど埋め込みます。
(飼育容器はコバエ防止ケース中サイズです。)
※元気なメスは、残りの樹皮を自分で剥いで朽ち木をマットの上に持ち上げてしまう事も有りますが問題は有りません
オオクワガタの産卵のセットの組み方は意外とシンプルです。
エサ皿を入れるスペースが無ければ昆虫ゼリーをカップのまま入れても構いませんが、食べこぼしでマットがベチャベチャになりやすくなります。
今日は時間がなかったので明日ペアを入れますがオスとメスを一緒に入れてメスが朽ち木を齧り始めたら産卵開始の目安です。
※お問い合わせが多いのですが同居飼育の際は、特にペアリングに特別な行為の必要は有りません。
上手く行くと1ヶ月ほどで朽ち木に産卵痕(卵を埋め込んだ痕)が出来たり、木が原型を留めない程になることがあります。
加水した朽ち木は、セット初期にカビが発生する事が有りますが飼育上の問題は御座いません。
一時的な物で何日か経過するといつの間にか消えて目立たなくなります。