トカラコクワガタの50ミリの羽化【2015年4月8日】

トカラコクワガタ50ミリ

先日よりお問い合わせが多いトカラコクワガタの現在の羽化状況です。

※画像は、最新羽化の50ミリの超特大サイズです。

3月に入り数匹羽化しましたが、今現在はサナギの物が多く5月頃から出品が可能になると思います。(但し、数に限りがあります)

トカラコクワガタは、吐噶喇(とから)列島に生息する赤みが強く光沢があるコクワガタの亜種です。

※他の亜種と異なり画像の様に体のツヤがピカピカです。

独特の鋭いアゴも人気の要因の一つだと思います。

現在は条例により一般採集は禁止されており流通量も少なく国産激レア種の一つです。

トカラコクワガタの産卵方法を紹介した記事>>

因に下記のエサ交換で羽化させました。(空調管理で温度は21から23℃にキープ)

1本目(2014年9月10日):虫吉クヌギ菌糸ビン550cc

2本目(2014年11月21日):虫吉オオクワマット(550ccボトルにカチカチに詰めた物)

※2015年2月10日にはサナギになっていたので年明けの交換は無しです。

コクワガタの仲間の幼虫は、終齢になっていたら2本目に菌糸ビンを与えると暴れ(菌床をかき混ぜて数日で白い部分が無くなる事)を起こして小型化してしまうのでマット飼育への切り替えを行っています。

※菌糸ビン飼育とマット飼育のコラボレーションです。

マットは、思いっきり強く詰め込んだ方が乾燥や緩みによるトラブルを防げます。

今回紹介した50ミリは、既に売り切れですがこれからも羽化しますので更なる大型(ギネス級)が羽化しましたら紹介したいと思います。


トカラコクワガタの50ミリの羽化【2015年4月8日】” への4件のコメント

  1. トカラコクワガタ、格好良いですね。
    私自身コクワの不思議な魅力にとりつかれてしまい、毎年コクワを採集してはニタニタと鑑賞しています(コクワからすれば恐怖以外のなにものでもない)。
    最近リッキーのブリードを開始したこともあり、その爆発的な食欲を満たすために予算をとられトカラコクワには手が出ませんが、機会があればぜひ飼育してみたい種類です。
    スジブトヒラタの時も「機会があれば~」と言っていた私ですので、多分いつか注文します(笑)

    • ツキ様
      いつもコメントありがとうございます。
      植樹したクヌギの枝の新芽も徐々に緑が濃くなって新緑の季節が近付いている事に気付かされる今日この頃です。
      早ければ、あと1ヶ月後には自然界でもコクワガタが姿を現しクワガタの採集シーズンも近付いています。

      クワガタ飼育は、個人の力量に応じて種類や数量を絞って飼育される事をお勧めしています。
      ホームページにも『増やし過ぎには注意』と啓発しているのですが大型種を沢山殖やし過ぎると色々な意味で大変(負担や苦痛)になってしまたり、
      場合によっては飼育者と生き物の双方が不幸になってしまいます。
      ※虫吉の場合も基本的には、身近な里山で採集できるクワガタをメインで情報の発信を行っています。

      省スペースで経済的に飼育できる普通のコクワガタ(地元での採集品)も機会があれば是非繁殖させて50ミリオーバーを狙ってみてください。

      今後とも宜しくお願い致します。

  2. トカラコクワ良いですね。
    飼育してみたい種類の一つです。
    来年以降に購入を考えているので、
    そのときは何卒よろしくお願いします。

    そういえば報告があります。
    虫吉マット育ちのスジクワの産卵を確認しました。
    セットに使ったマットは虫吉さんの幼虫用マットです。(スジブトヒラタが食した使用済みをケースに固詰めにしただけの簡易セットです)
    ただ古いマットですので、幼虫に食わせないように卵で割り出しています。(例年この方法で孵化率は90%以上です)
    詳しい産卵数はまだ報告したいと思います。
    それではまた。

    • ユウさたん様
      いつもコメントありがとうございます。
      確かにスジクワガタは、少し発酵が進んだ幼虫マットでの産卵が最も適しています。
      ※当店ではオオクワマットで産卵セットを組む事があります。

      そういえば、昨年お届けしたヤクシマスジクワガタも今年の初夏には産卵可能になると思います。
      是非、結果のご報告をお願い致します。

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