2015年最初のトクノシマノコギリの羽化【2015年4月19日】

トクノシマノコギリ70ミリのオス

今日の九州北部は、あいにくの雨で室内での作業がメインになっています。

今回は、最新羽化のトクノシマノコギリクワガタ大型個体を紹介したいと思います。

※画像は、今月羽化の70ミリの水牛タイプのオスです。

昨年の秋の終わりに割り出した幼虫を育てましたが気温の関係で早期羽化を起こしてしまいました。

●エサ交換のリレーは下記の通りです。

  • 1本目(2014年8月27日)二齢初期:クヌギ菌糸ビン550cc⇒
  • 2本目(2014年11月14日):無添加マットボトル850cc⇒

4月上旬羽化です。

終齢になると菌糸ビンの暴れ(掻き混ぜ)を起こしやすくなります。

暴れてしまうと白い部分が数日で消滅してしまうほど動き回って痩せてしまいます。

なので上記のとおり、1本目は早めに切り上げてストレスを低減する目的でマットボトルでの飼育へ切り替えました。

マットボトルについて

無添加虫吉幼虫マットは、添加剤発酵タイプと異なり、有機物の腐敗による発酵ガスや発酵熱が発生しないので死亡率が低い安心の商品です。

持ちが良いので交換頻度を4ヶ月に1回の落とせてストレス痩せを防止できます。

因みにこの種類は、リュウキュウノコギリの仲間に属しており、頭循(口の先端部分の突起)が二股になって少し上に向くのが特徴です。

詳しくは下記の画像で比較してみてください。

トクノシマノコギリの頭楯

↑↑↑少し画像が悪いですがトクノシマノコギリの頭楯(とうじゅん)です。

口の部分が二股に分かれ、反り上がる様に前方(少し上方向)に突き出ています。

本土産の頭楯

こちらは、お馴染みの本土ノコギリの頭楯です。

鋭さがなく丸みを帯びた形状をします。加えて前方への張り出しも少ないです。

両者の違いに関するお問い合わせが多いですが上記の点が決定的な見分け方になります。

是非、参考にしてみてください。