今日は定休日ですが夕方から店長と合流して採集ポイントの下見に出掛けてみました。
本日は、昨日からの雨が午前中に止んで午後からは日が射す蒸し暑い天候でした。
但し、梅雨前線が南下した影響で北部九州の夜間は、玄海灘からの風が肌寒く感じました。
(余談ですが福岡県福津市から見た今晩の月は、大きな満月で綺麗です。)
それでは、今晩出会った大型個体を上手く写真に納める事が出来たので紹介します。
時期的に少し早いので余り樹液は出ていませんが樹洞からヒョッコリ頭を出している大型のヒラタクワガタのオスです。
文字通り『平い(ひらたい)』事が名前の由来とされています。
その特徴を利用して画像の様な狭い樹洞や樹皮の剥がれた箇所に入り込んで隠れます。
こういった見た目が少し悪いクヌギで樹液が出ていれば毎晩の様に通い詰める価値があります。
このように大きな樹洞を占領した強いオスに対してメスの方から集まって来る傾向が強いです。
メスの発生は、あと何日か先になると思いますが、時には1匹のオスに対して複数のメスが集まって一夫多妻の状態になっている事も多々有ります。
※自然下では交配が済んだメスは、オスの元を離れて行くので飼育下の様にメスが挟まれてしまう事は殆ど無い様です。
本日の、採集結果です。
左から61ミリ、57ミリ、53ミリです。
但し、画像の3個体は、越冬旧成虫(昨年の夏に活動して越冬後の個体)なので出品致しません。
コンディションが良い新生個体(今年初めて活動を開始する個体)のペアのみの出品になりますので少しだけお時間を頂く事になります。
何卒、宜しくお願い致します。