今日は、蒸し暑く、何処かスッキリしない独特の色をした梅雨の晴れ間でした。
今晩も毎晩の様に店長と夜間の採集に出掛けました。
最初の木を少し揺すってみるとボトボトと上から数匹のノコギリクワガタが落ちて来ました。
流石に夜間なので全部採集するのは無理でしたが幸先良くオスを4匹発見しました。
大小様々なサイズをこうして並べてみると同じ種類なのにアゴの形状が大きく変わるのが分かります。
左上の個体は、今期採集の最大サイズの65ミリの大型個体です。
右下の58ミリのマズマズの大きさでした。
今回は、この中から大きな物のみ2匹だけ持ち帰りました。
こちらは、お約束のコクワガタです。
樹液をオオゾウムシ(樹皮の色をした昆虫)に独占されて必死に押し退け様としていますがビクともしない姿が面白かったです。
※オオゾウムシの腕の先は、かぎ爪の様に鋭利に尖っており、樹皮に突き刺す様にしがみ付くので直ぐには離れません。
大きな木の上の方から出ている樹液に網を当ててみると4匹のコクワが入っていました。(運良くメスが採れました)
他の木にも必ずと言って良いほど止まっており、物凄く活性していました。
今回は、一番大きな1ペアだけ持って帰りました。
※残りはリリースしました(逃がす意味)。
こちらは、人の気配に気付いて慌てて葉っぱの陰から出て来た本土ヒラタクワガタのオスです。
画像の個体は、50ミリ前後の大きさでしたが持ち帰らずに写真だけ撮って帰りました。
これから一雨ごとに個体数が増えて行くと思います。
因に樹液の周辺にいる赤い4つの点がある小さな昆虫はヨツボシケシキスイです。
採集の際に一緒に見掛ける事が出来る定番の昆虫です。
これから梅雨の折り返し地点を迎え、徐々に樹液を出す木が増えて来ます。
どんな大物に出会えるか今年も楽しみです。
また、面白い採集情報が御座いましたら紹介します。
なお、当店で取り扱っている天然個体は、全て涼しい場所で1匹ずつ個別に管理を行いダニを落とした状態でお届けしております。
勿論、死亡補償付きです。