今日の九州北部は、昨晩からの雨が降り続いておりますが南九州の豪雨とは異なり小雨程度です。
今日は、先日からの羽化チェックの際に出て来たトクノシマノコギリクワガタの大型個体の紹介をします。
こちらは、最新羽化の73ミリオーバーの超特大サイズの水牛タイプです。
飼育下では75ミリを出すのが困難な種類になります。
昨年入荷した天然のメスから産まれた幼虫を育てて羽化させました。
※産卵セットの割り出しは、2014年9月18日です。
幼虫は、20から22度前後の気温で飼育しています。
●エサ交換リレーは下記のとおりです。
- 1本目(2014年9月24日)二齢:クヌギ菌糸ビン550cc
- 2本目(2015年11月29日)終齢:無添加マットボトル850cc
1本目の菌糸ビンを長く引っ張り過ぎると、終齢時に暴れ(菌糸のかき混ぜ)を起こしたり、底の方で食い止まってしまうなどサイズロスの原因になってしまいます。
なので早めに見切りを付けて2ヶ月で無添加虫吉マットボトルへ切り替えました。
無添加虫吉マットのメリットは発酵ガスや異常発熱による死亡の心配が無く安心です。
さらに劣化が遅いのでトクノシマノコギリの場合、交換間隔を4ヶ月に1回に落とせますのでストレス痩せを軽減できます。
2本目以降に関して、終齢で気温が高い時期にエサ交換を行うと落ち着きが悪くなって上に出てくる事が多いです。
なので今回は、あえて半年ほど交換せずに羽化させました。
持ちが良いエサで交換回数を減らしたズボラ気味の飼育の方が大型化しやすいです。