6月も下旬を迎え今月の羽化チェックも佳境を迎えています。
画像は、最新羽化の国産コクワガタの50ミリのオスです。
コクワガタにしては、極太系でカッコ良く綺麗な形の個体です。
多くのお客様から50ミリオーバーに関するお問い合わせを頂いておりましたが漸く約束を果たせた感じです。
(天然個体からの産卵なので羽化がこの時期になる事が多いです。)
因に昨年2014年夏に採集したメスのみを産卵セットに入れて産まれた幼虫を下記のエサ交換で羽化させました。(割り出し日は、2014年8月20日です。)
二齢になるまで一時管理用カップに無添加虫吉マットを入れて飼育しました。
※コクワガタの仲間は、二齢から菌糸ビンを与えた方が死亡率が下がります。
・1本目(2014年8月27日)二齢:ブナ菌糸ビン550cc
・2本目(2014年11月4日)終齢:オオクワマット(幼虫飼育ボトル550ccに木製プレスでカチカチに固く詰めた物)
『菌糸ビン飼育⇒マット飼育への切り替え』の虫吉式幼虫飼育へ切り替えました。
・3本目(2015年4月19日):2本目と同じくオオクワマットでの飼育。(ボトルの容量も同じです)
※幼虫が見えなかったので羽化していると思ってマットを掘り出すと未だ幼虫だったので3本目の交換に突入しました。
コクワガタの仲間の幼虫は、終齢で菌糸ビンに入れると暴れと呼ばれる掻き混ぜ行動を起こして縮んでしまうので2ほんめからマットへ切り替えています。
マットは、固く詰め込んでおくと乾燥と緩みを防げるので4ヶ月に1回の交換頻度に落とす事も可能です。
今度は、野外採集の大物を狙って頑張ってみたいと思います。