今日は、昨日迄のぐずついた梅雨の天気から少し肌寒い晴れの天気になりました。
温度と湿度が共に下がり期待が薄いですが今晩も夜間の採集に出掛けました。
コチラの画像は、少し分かりにくいですが小さな樹洞内の隙間に隠れる小型の本土ヒラタクワガタのオスです。
※頭が手前(左)でお尻が奥(右)になります。
名前の由来のとおり『平べったい』ので小さな隙間に器用に身を隠すのが得意です。
こちらは、少し前にシロスジカミキリが産卵の為に樹皮を齧っていた箇所から出た樹液に集まったコクワガタのオスと昆虫達です。
人の気配に気付いて逃げ出そうとしているところです。
樹液が出ている箇所以外にも沢山の産卵痕(樹皮を齧った痕)が有るので7月の梅雨明け前後の樹液の量が楽しみです。
こちらは、クヌギの枯れた枝の付けに隠れている小さなコクワのオスです。
今日は肌寒いので全体的に隠れている個体が多く少し大人し目の動きです。
こちらは、樹皮が剥がれた場所の小さな隙間に隠れ様としている本土ヒラタのペアです。(オスの方が小さいです)
オスの体が白く見えるのは、昼間に木の根元付近の土の中に潜っているからです。
日中は天敵の野鳥(カラスの仲間など)から身を守る為に工夫しながら身を隠しています。
※昆虫界では頂点と思われがちの存在ですが生き残るのに必死です。
こちらは、樹液に集まっていたノコギリクワガタのペアです。(58ミリの水牛でした)
今シーズンは、いつもよりも発生が遅れている様で画像の様な大きなアゴを持つオスを余り見掛けていません。
高い場所にいたノコギリを網ですくってみました。
先程紹介した個体よりも少し小振りな感じの55ミリです。
樹上の枝などから出ている樹液にも集まっている事が多いので木を隅々まで隈無く探す必要があります。
キッキング採集(木を脚で蹴って揺らして落とす)方法だと飛んでしまう事とメスの採集が難しいので出来るだけ網を用いた方が効率が良いです。
こんな感じで少しずつですが天然採集品も集まっていますので宜しくお願い致します。
◆当店で取り扱っている天然採集品は、全て20度前後の涼しい場所で1匹ずつ個別に管理を行なっております。
衰弱、欠損、マヒが無い元気な個体のみを厳選しております。